【リポート】JENESYS 韓国職業系高校生訪日団
9月21日から27日まで6泊7日の日程で韓国職業系高校生訪日団を実施し、韓国の高校生等50名が「日本の農業について(和歌山県編)」をテーマに、和歌山県、大阪府を訪問しました。
主な訪問地である和歌山県では、相互交流として実施する職業系高校生訪韓団の派遣校である和歌山県立南部高等学校を訪問し、校内施設(農場・果樹園・牧場・加工施設など)を見学しながら、日本の農業高校の特色を学びました。交流時間には調理コースの皆さんが作ってくれたお弁当を食べながら、学校生活や両国で流行っていることなどについて語り合いました。最初のうちは緊張して恥ずかしがっていた生徒たちも、次第に打ち解けていき、笑いの絶えない一日となりました。
また、果物王国の和歌山県内で果物を生産しているぶどう農家・柿農家の苦労されている点やより良いものを収穫するために努力されていることなどについてうかがい、実際に収穫体験も行いました。ぶどう農家での収穫の際は、紙袋に覆われたぶどう一房ひと房を下から覗き込み、市場に出回るまでの苦労を実感しました。
ちょうど稲刈りの時期だったこともあり、コンバインを使った稲刈り体験も行いました。当初は「3名まで体験可能」ということでジャンケンをして体験者を決めましたが、想定よりも多くの希望者がいたため、農家のご配慮で希望者全員体験することができました。
そのほか帝塚山学院大学准教授の稲川右樹先生に日韓関係に関するお話をしていただいたほか、和歌山県庁の担当者からは県の魅力に関する講義もしていただきました。
1泊2日という短い期間ではありましたがホームステイも実施し、どのお宅からも温かくお迎えいただけたからか、初日は日本語での挨拶もおぼつかなかった学生たちも、再集合した際には「また、会いましょう!」と元気に挨拶をしていました。
報道実績
【紙面/WEB】2025年9月25日付(紙面は26日付)紀伊民報 「韓国の高校生と交流 11月に訪韓も、和歌山県南部高校」