【リポート】JENESYS2025 韓国大学生訪日団(第1~2団)

ニュース青少年交流事業


<長崎原爆資料館視察>

6月24日から7月2日までの8泊9日の日程で、「日本の平和への取り組みと日韓交流」をテーマに、105名から成る「韓国大学生訪日団」を招へいしました。全日程を九州地域で過ごすスケジュールとなっており、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県を巡り、県庁表敬や視察、同世代交流、ホームステイを実施しました。


<被爆体験講話に耳を傾ける韓国の大学生たち>

テーマの1つ、日本の平和への取り組みと関連し、長崎県では原爆関連の視察を行いました。長崎原爆資料館の展示を通して被爆の状況を目の当たりにしたことで、戦争の残酷さや被爆の影響を認識する機会となったようです。また、その後の被爆体験講話では講師の方が自ら描いた絵を利用して体験談を話してくださいました。他では聞くことができない被爆体験を聞いたことは、一生忘れることのできない大切な経験となったという参加者もいました。


<佐賀県立名護屋城博物館視察>

もう1つのテーマである日韓交流に関連し、佐賀県立名護屋城博物館や渡来人陶工に縁の深い陶山神社の訪問を通して、過去から現在にいたるまでの朝鮮半島と日本の交流について学びました。「知識としては知っていたが、実際に訪問したことで改めて現在の自分たちにつながる歴史について学ぶことができて良かった」といった感想が聞かれました。


<西南学院大学の学生の皆さんとの交流(第2団)>

福岡と熊本での大学訪問では同世代の韓国に関心のある日本人学生と出会い、対話することによりお互いの学校生活や文化の似ている点や異なる点を知る機会となったようです。


<熊本学園大学の学生の皆さんと熊本民謡「おてもやん」を踊る(第1団)>

一緒に七夕飾りの短冊に願い事を書いたり、日本の民謡に合わせて踊ったりするなど、日本ならではの体験もすることができました。


<ホームステイ家族と別れを惜しみ合う>

また、長崎県南島原市でのホームステイを通じて、日本の一般家庭での日常生活を垣間見ることで、日本の社会や文化等について理解を深めました。


<成果報告会>

帰国前に実施した成果報告会では、8日間の日程を振り返り、日本での学びや感想やアクションプランを共有しました。滞在中に日本語を使う機会が多かったため、「日本語学習により一層励みたい」、「韓国で実施される日本関連イベントにボランティアとして参加する」、「日本留学の準備をする」などのアクションプランが発表されました。参加者たちがアクションプランの実現に励むとともに、今後も積極的に日本との関わりを持ち続けてくれることを期待しています。

【日程表】韓国大学生訪日団(第1~2団)

【報道記事紹介】JENESYS2025 韓国大学生訪日団(第1~2団)