【リポート】JENESYS2025 韓国青年訪日団(第4~5団)
在韓日本大使館、在釜山日本国総領事館、在済州日本国総領事館で選抜された大学生等71名が「日韓共通の課題を考える」をテーマに、8泊9日の日程で来日しました(1月20日~28日、訪問地:大阪府、徳島県、兵庫県)。
環境問題、少子高齢化、地方創生、防災等、日本と韓国には多くの共通の課題がありますが、今回の訪日団ではこれらをテーマにした施設を見学、また講義を受講しました。

大阪では「おおさかATCグリーンエコプラザ」を視察、「あべのハルカスバックヤードツアー」体験を行いました。グリーンエコプラザでは日本の企業によるさまざまなSDGs活動について学び、あべのハルカスバックヤードツアーでは生ごみからメタンガスを取り出して燃料として利用する設備や、豪雨に備えた雨水貯蔵スペース、建物の耐震・制振技術等を、説明を聞きながら視察しました。

徳島では地域活性化の事例として、「神山つなぐ公社」の取り組みについて講義を受けました。町に関わりのある人が集まってディスカッションし、そこから出たアイデアをもとにさまざまなプロジェクトを進めているというお話を聞き、学生からは「神山町の慢性的な人口減少問題を解決するために『神山つなぐ公社』を立ち上げ、つなぐ公社を通じて市民が自らアイデアを出し、同時に故郷をより住みやすい場所へと変えようと努力する姿から、韓国の地方消滅問題に対しても多くのヒントを得た」といった感想が寄せられました。


また、上勝町への訪問の際には、間伐材を暖房や温泉の燃料として利用している木質バイオマス事業や住民がごみを43種類に分別し、ごみを生み出さないようにすることによってリサイクル率80%を達成した「上勝ゼロ・ウェイストセンターWHY」の取り組み、料理の装飾に使うツマモノの葉っぱや花を栽培・出荷・販売することで高齢者の雇用を生み出した「葉っぱビジネス」等の事例を紹介してもらいました。



その他にも徳島県庁表敬訪問では後藤田正純知事にお迎えいただき、仁川空港と徳島空港の直行便就航以降、観光客の往来が盛んになったことや、徳島県と済州特別自治道の間で昨年締結された友好協力都市協定等、徳島県と韓国のつながりについて紹介していただきました。


今回、徳島を訪れたのは今回が初めてという団員が大半でしたが、「徳島を再度訪問して県庁で紹介していたいただいた観光地を訪れたい」「ワーキングホリデーで日本に来る際の候補地として徳島県を考えている」といった声が聞かれる等、多くの学生が訪日団をきっかけに徳島の魅力を発見したようでした。
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