日韓教員交流会@ソウル②(日本側参加者インタビュー)

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日韓文化交流基金主催の日韓の教員同士の交流事業(日韓学術文化交流事業訪日/訪韓団)の波及事業を紹介いたします。

2024年度の日韓学術文化交流事業に参加した日韓の教員による自主的な訪韓団について、参加者インタビューの2回目は日本の先生方です。五十嵐健太先生(小学校教員)を中心にお話を伺いました。

●自主的な訪韓団を実施するに至った経緯について教えてください。

(五十嵐先生)2024年度に日韓文化交流基金主催の訪韓団に参加した際、韓国の先⽣からソウル市内を案内していただきました。その際にお互いの仲が深まり、継続的な交流へと発展させていこうと約束したことがきっかけです。私⾃⾝は中国との国際交流活動に関わっており、今後の交流イメージについて当初から具体的に描くことができていました。昨年9⽉以降、⽇本と韓国の先⽣たちでオンライン交流の仕組みを構築したり、学校や授業の交流を実施したりして、対⾯での交流会につながる雰囲気を醸成してきました。 準備にあたり、⽉に2〜3回のペースでミーティングを重ね、対⾯交流の時期や参加者募集のタイミング、プログラムの内容等を検討してきました。その甲斐あって、今回は9名が参加しました。特に、今回のプログラムで留意したのは、下記の点です。
● 韓国の先⽣たちと深く関われるよう、どのコンテンツも韓国の先⽣と共同で進⾏したこと。
● ⼀⽅的に「教える」「教えられる」内容ではなく、⽇韓両国の参加者が共に新たな視点を得られるコンテンツを含めたこと。(例:ソウル市内の公共図書館「TTSOME」の視察)
● できるだけ実践的なものに触れられるようにしたこと。
(例:韓国式⿁ごっこのレクチャー会)
以上の特徴を踏まえた結果、参加者から⾼い満⾜度を得ることができました。

●自主的な訪韓団を実施してみた感想をお聞かせください。

(小倉美佳先生、中学校教員)やはり直接会って話すことで、より仲が深まりました。今回は議論や懇親会でたくさん話す時間があり、どの場⾯を切り取っても韓国の先⽣⽅と⼀緒にいた思い出が蘇ります。私は参加者という⽴場でしたので、ただただ良い思い出ばかりの交流でした。企画‧運営してくださった皆様には感謝してもしきれません。

(鎌田睦世先生、小学校教員)オンラインで交流をしてから今回は直接対⾯での交流ができたので、よそよそしさもなくスムーズな交流ができたと思います。⼈数的にも全員とコミュニケーションが図れたのも良かった点です。今回、韓国の先⽣⽅の負担が⼤きかったのではないかという点が懸念されました。役員の⽅々を含め、様々な準備や配慮をありがとうございました。

(中村俊太先生、小学校教員)今回の交流では、「共に学び合える関係を築く」ことができました。両国の個性ある授業実践を持ち寄り、⼦どもの事実をもとに、それぞれの⽂化的な⽂脈を背景に感じたことを⾃由に交流できる時間は⼤変貴重です。たくさんの刺激を得られました。

(小池早苗先生、小学校教員)オンライン交流を継続的に企画してくださった機会があってこそ、今回の対⾯交流が⽣まれたのだと思います。貴重な経験をさせていただきました。直接お会いしたことで交流が深まり、今後の授業交流やオンラインミーティングの計画を⽴てることができました。学校の⼦どもたちに還元できる機会が持てて良かったです。

(大塚紗希先生、小学校教員)今回の交流で、たくさん韓国の先⽣⽅とお話しできたことが⼀番うれしかったです。たった2⽇間でもこれだけ親しくなることができるのかと思いました。これも、今までオンライン交流を続けてくださったり、今回準備をしていただいたりした先⽣⽅のおかげです。今後は私⾃⾝も少しでも交流に貢献できればと思います。

(原田恵里先生、小学校教員)対⾯で交流することで、⽇本の先⽣⽅とも韓国の先⽣⽅ともさらに仲良くなれた気がします。昨年の研修では韓国の先⽣⽅と過ごす時間がたくさんあったわけではなかったので、その後のオンライン交流への参加があまりできていませんでした。しかし、対⾯で2~3⽇過ごすことでさらに仲が深まり、昨年よりもオンライン交流に参加しやすくなりました。オンラインに参加する際の緊張もなくなりました。⾄れり尽くせりで様々な準備をしていただき,本当に感謝の気持ちでいっぱいです。また、対⾯交流をすることで、今後の学校間交流もできそうでわくわくしています。

(藤永杏映先生、高校教員)昨年の訪韓団参加後、交流を続ける⽅法を探り続け、今回の⾃主的な交流を実現できました。⾔語の壁や⽇程調整の難しさに苦労しましたが、粘り強く協⼒し合う過程そのものが⼤きな学びとなり、形にできたことに感謝と喜びを感じています。

(七尾めぐみ先生、小学校教員)今回韓国の先⽣⽅と直接交流することで、私⾃⾝の教育者としての資質を⾼め、それを⼦どもたちに継続的に還元できる関係を築き上げることができたと思います。参加してくださった先⽣⽅、本当にありがとうございました。このような貴重な経験を今後多くの先⽣に広めていきたいです。

●今後の計画がありましたら教えてください。

(五十嵐先生)今回、対⾯交流を企画‧運営して分かったことは、「参加したい気持ちがあるものの、今回は参加が叶わなかった」⽅が⼀定数いることです。対⾯交流へのニーズは⾮常に⾼いと考えており、来年もぜひ企画したいと考えています。2025年は韓国のソウルで開催しましたが、2026年は⽇本国内での実施を検討しており、すでに開催場所や交流プログラムの内容について検討を始めています。
とても充実した楽しい交流会であった⼀⽅で、乗り越えなければならない課題も⾒えてきました。これらの課題を整理し、⼀つ⼀つ解決していくことで、この交流が⻑く続くと考えています。
世界の不確実性が⾼まる中で、⽇本は近隣諸国である韓国、そして中国との関係をより⼀層充実させていかなければなりません。アジア地域の重要性が⾼まる中で、この3カ国の連携は⾮常に重要です。私たち教師は、未来の⽇本社会を担う⼦どもたちと⽇々向き合っています。私たち教師が韓国の先⽣と「顔の⾒える関係」を築くことは、⼦どもたちにも良い影響を与えることにつながります。
私たちのこのつながりがこれからの未来社会において、その価値を発信し続けられるよう、持続的な交流を築いていきます。

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